2021-04-19 第204回国会 参議院 決算委員会 第4号
また、準天頂衛星は日本の天頂近くに長くとどまるため、GPS信号が届きづらいビルの谷間や山間部にも位置情報を配信できるほか、センチメーター級の高精度測位サービスや災害時のメッセージ通信機能など、GPSにはない機能も備えております。さらに、二〇二三年度目途の七機体制確立後にはGPSに依存せず持続的な測位を行うことが可能となるなど、日本独自の社会基盤インフラとしての重要性を有しております。
また、準天頂衛星は日本の天頂近くに長くとどまるため、GPS信号が届きづらいビルの谷間や山間部にも位置情報を配信できるほか、センチメーター級の高精度測位サービスや災害時のメッセージ通信機能など、GPSにはない機能も備えております。さらに、二〇二三年度目途の七機体制確立後にはGPSに依存せず持続的な測位を行うことが可能となるなど、日本独自の社会基盤インフラとしての重要性を有しております。
この衛星の七機体制のまずは必要性、それから、何よりもこの飛ばしたことが産業振興だとか科学技術の発展に資する効果が出ていくのかということ、特に、自動運転にも必要とされているセンチメーター級の測位補強サービスも今スタートしていますが、今後の展望、産業への波及効果、教えていただけますか。
特にこのセンチメーター級測位補強サービスは、二〇一八年十一月より開始し、自動車やドローンを始めとする様々な分野で製品化され、社会実装が進みつつあります。今後も、幅広い分野での利活用が進み、イノベーションや新たなビジネスの創出に貢献することが期待されます。 引き続き、官民が結束して、準天頂衛星システムの利活用が促進されるよう、政府を挙げて積極的に取り組んでまいります。
そうすることによってセンチメーター級の誤差になる。だから、その車がその車線の左側にいたのか右側にいたのか、どこを走っていたのかというのが分かるようになります。つまり、それを利用すれば著しく接近していたのかどうかというのが分かるようになる技術であると思っています。
これは結構大切な話でして、今までのGPS衛星の測位の誤差は十メートルぐらいだったかな、それを、各国、先ほど申し上げましたGLONASSなり、あるいはガリレオなり、準天頂衛星の電波も使いながら、カーナビシステム、非常によくなっているんですけれども、四基というのは、準天頂衛星はセンチメーター級ですから、誤差が十センチぐらいだというところが売りなわけです。
一方、センチメーター級の測位補強サービスに対応した受信機につきましては、十一月一日のサービスに合わせて販売されておりますが、まだ拳大のサイズであったりとか価格も高い、こういう状況にございます。
これに対しまして、準天頂衛星、これが二年後に四基体制、二〇二三年から七基体制になりますれば、米国GPSに依存せずとも、二十四時間、どこにいても、センチメーター級単位の測位精度が得られるという、世界最先端のところまでたどり着くことができるかと思います。
これまでのこの実証試験の結果といたしましては、例えば、新宿あるいは銀座におきまして、「みちびき」の信号がGPSに加わることで、測位率、すなわち受ける範囲が大幅に改善していることや、自動車等移動体でのサブメーター級の測位精度、それから、測量分野でのセンチメーター級の測位精度の改善が確認されてございます。